センドメールは1月10日、送受信メールの通数やコネクション数などをゲートウェイで制御するメールゲートウェイフィルタ「Mailstream Flow Control」に、迷惑メール対策機能である「SMTP 認証トラフィック制限」を標準機能として搭載したことを発表した。
SMTP 認証トラフィック制限は、SMTP認証によるユーザー身元認証結果に基づいて、ユーザーごとの単位時間あたりのメール送信数制限を設定できる機能。この新機能により、新たにプログラム開発することなく、容易にSMTP認証によるスパム対策が可能になる。
SMTP認証は、迷惑メールの撲滅を目指す業界団体であるJEAG(Japan Email Anti-Abuse Group)が、ISPに対して導入を提案している機能。Mailstream Flow Controlは、あおぞら銀行、楽天、Wells Fargo、JP Morganなどの企業や、So-net、Yahoo! JAPAN、ブロードバンドセキュリティなどのxSPに導入されている。
Mailstream Flow Controlの価格は、オープンプライス(参考価格は、1サーバあたり約140万円)。既存のMailstream Flow Controlの保守契約ユーザーには無償で提供される。