ミラポイントジャパンは1月16日、セキュリティアプライアンス「Mirapoint RazorGate」が藤沢市役所に採用されたと発表した。システムの設計や導入、サポートは、ネットワンシステムズが担当した。
藤沢市役所は、2006年にこれまで職員ポータルシステムとして利用していたグループウェアの刷新にあたり、職員個人にメールアドレスを付与することになった。しかし、メールアドレスの付与と共にスパムの増加が局面化し、2007年2月より対策を本格的に計画した。
同市は、導入や運用管理が容易であることから、当初からアプライアンス型ゲートウェイシステムに注目、スパム対策機能、スパム検知率および誤検知率、また5年間の総所有コストを評価した上でMirapoint RazorGateを選定した。
新システムは、高可用性を確保するために、2台のMirapoint RazorGateによるコールドスタンバイ構成とし、「Mirapoint RAPID Anti-Spam」を中核とするマルチレイヤプロテクションによりスパムメールを排除、導入後はメール全体の70~80%を占めるスパムを排除することができた。
さらに、スパムの更なる対策として、Mirapoint RazorGateの機能の1つである「MailHurdle」を立ち上げ、SMTPレイヤ上でのスパム排除を行うと共に、Mirapoint RAPID Anti-Spamの負荷軽減と効率向上を目指す。