Googleの人員採用に対する猛烈な意欲は、2004年8月の同社株式公開後初の弱まりを見せたようだ。過去3カ月間で同社が加えた人員は、わずか6%の889人。これでGoogleが全世界で雇用する人員は1万6805人になった、と同社が米国時間1月31日に発表した四半期決算で明らかになった。
この割合は、前四半期の雇用数に対して約3分の1しかなく(2007年6月〜9月では2130人)、2004年6月以来の四半期ごとの平均雇用率に対して3分の1しかないことにCNET News.comの計算ではなっている。
Googleの最高経営責任者(CEO)Eric Schmidt氏は、6カ月前に人員を若干多めに採用したため、と決算発表の電話会議で説明した。しかし、現在は通常の雇用率に戻っている、と同氏は述べた。また、同社最高財務責任者(CFO)Georges Reyes氏は、年末年始の休暇の影響で第4四半期の採用は若干遅めになるが、Googleでは「米国内および海外におけるコアビジネスへの投資」を継続する、と電話会議で述べた。
しかし、景気停滞の兆候とGoogleがアナリスト予想を達成できなかったという事実から、同社が大量雇用を再開することを判断するのは依然難しい。同社は株式公開以降、四半期ごとに平均で15%増員しており、2005〜2006年の四半期では雇用率が最高20%に達していた。
この数字をどう解釈するか。前四半期では、営業日毎に13人のNoogler(新人社員はこのように呼ばれている)が従業員トレーニングに参加していたことになる。しかし、その前の四半期では、営業日毎に最大32人のNooglerを同社人事部は相手にしていたことになる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ