塗り変わるか、検索の業界地図--マイクロソフトがヤフーに買収提案 - (page 2)

文:Larry Dignan(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-02-01 22:42

 確かに、MicrosoftとYahooが合併することで得られる資産の組み合わせは、多少なりともショッキングではある。MSN、Yahoo、Flickr、Zimbra、そして、他にもある多くの資産が一つ屋根の下に存在することになる。だが、大きな質問もある。Microsoftは、それらすべてを管理できるのか?

 主な疑問には次のようなものがある。Zimbraは未来の「Office Live」になるのか?製品、広告システム、検索アルゴリズムなどの合理化はどうなのか?広告市場はどうなのか?クラウドコンピューティング製品は?重複は大きい。

 結局は、これら頭痛の種は価値あるものかもしれない。もちろん、会社間に若干の重複はあるだろう。しかしMicrosoftは、Sue Decker氏のようなYahooのマネージャー陣や研究チームを手に入れるだろう。Microsoftは、R&Dとイノベーションを2つの大きなセールスポイントとしてうたっている。加えて、2大ウェブ企業は合併により多くのコストを削減できる。Microsoftは、10億ドルの節減を見積もっている。YahooのCEOのJerry Yang氏は、株主利益という名目で提案を考慮する必要がでてくる。短気なウォールストリートを考えた場合、Yang氏が仕事で成長し、Yahoo株が31ドルに戻るのを待とうとしないことは明確だ。

 合併後の企業は次の分野に目標を定めることができる、とMicrosoftは述べている。

  • クリティカルマスに達したオーディエンスや、広告主に対する価値向上によってドライブされる規模の経済
  • イノベーションを加速するためのエンジニアリング関係の人材統合
  • 冗長なコスト削減による経営効率
  • ビデオとモバイルなどの新しいユーザー体験をイノベートする能力

 Microsoftは、人材引き止め計画を用意することを付け加え、Yahooの統合ではプロセスと計画を適用する。差し当たり、Yahoo規模の企業を統合した経験がMicrosoftにないことは忘れておこう。

 買収は、2008年後半の完了を予定しているという。しかし、いつもの欧州連合の抵抗と米国の認可があるのではと思っている。

 MicrosoftがYahooに送付した書簡は、Microsoftの声明で読むことができる。現実的に見て、Yahooがノーと言う方法を見ることは難しい。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]