Microsoftはイスラエルの広告ターゲットソフト新興企業のYaDataを買収した。
買収金額は2000〜3000万ドルの間のどこかであると、イスラエルの経済紙Globesは伝えている。
今回の買収は米国時間2月27日、Microsoftがはるかに大きい買収ターゲットであるYahooを追い求めているときに発表された。
Microsoftでは、YaDataのチームはイスラエルのヘルツェリアにあるMicrosoftの既存のR&D(研究開発)センターに組み込まれ、その広告部門の一部として活動すると述べている。YaDataは、ユーザーがコンピュータで実行している内容に基づいて広告を提供する、いわゆる行動ターゲティング広告に注力している。
「YaDataの買収によってイスラエルのR&Dセンターはオンライン広告の分野に進出することになるが、これは疑いなくMicrosoftにとって非常に戦略的な分野の1つだ」とMicrosoft IsraelのR&Dセンターでプレジデントを務めるMoshe Lichtman氏は述べている。「これは、イスラエルのテクノロジが当社の最も重要な開発分野に貢献する大きな価値を持っていることを示す好例だ」(Lichtman氏)
YaDataの最高経営責任者(CEO)であるAmir Peleg氏は「YaDataでは、行動ターゲティングにはパブリッシャー、広告主そしてユーザーにとってオンライン広告の価値を高める潜在的な力があると確信している」と声明で述べている。「MicrosoftにはYaDataのテクノロジの持つ潜在力を解き放つための資源がある」(Peleg氏)。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ