Tukwila、Dunnington、Nehalem、Larrabee…… インテルの開発コード名オンパレード

藤本京子(編集部) 2008年03月19日 18時31分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 インテルは3月19日、エンタープライズ市場における同社の取り組みについて説明会を開催し、サーバ向け製品や企業向けPCプラットフォーム、そして新アーキテクチャの今後について語った。

 サーバ向けの製品としては、2008年内に製品投入が予定されている新たなItaniumプロセッサファミリー「Tukwila」(開発コード名)が注目されている。Tukwilaは、「世界初の20億トランジスタ搭載のマイクロプロセッサ」(インテル マーケティング本部 デジタル・エンタープライズ・グループ 統括部長の徳永貴士氏)で、4コアとマルチスレッドの採用により、同時に8スレッドの処理が可能となるものだ。

徳永氏 Tukwilaを手にして説明する徳永氏

 また、最大30MバイトのオンダイキャッシュやQuickPathインターコネクトなどが搭載され、「9100番台と比較して性能が最大2倍に向上する」と徳永氏。

 Tukwilaは65nmプロセス技術にて製造されるが、Tukwilaの次に登場するItaniumファミリー製品「Poulson」(開発コード名)では、65nmより2世代先の32nmプロセス技術が採用される。Poulsonでは、マルチスレッド技術や命令レベルが拡張される予定だ。また、Poulsonの次の第9世代Itaniumプロセッサは「Kittson」(開発コード名)で、「各世代ごとに約2倍の性能向上を提供する」(徳永氏)としている。

 Xeonファミリーでは、2008年後半にハイエンドの「Dunnington」(開発コード名)が登場予定だ。7000番台の製品ラインに投入されるDunningtonは、19億のトランジスタを搭載した6コアプロセッサで、45nm High-kプロセス製品となる。16MバイトL3キャッシュを搭載し、最新のインテルの仮想化技術に対応する予定だ。

 一方、クライアント製品については、インテルが推進するビジネス向けプラットフォーム「vPro」について同社 マーケティング本部 ビジネス・クライアント・マーケティング部長の廣田洋一氏が説明した。

 vProは、管理性の高いプラットフォームとして、企業の管理者の負担を軽減するものとされている。しかし、企業内での管理はもちろんのこと、PCのリモート管理サービスを提供するアウトソーシング業者にとっても利便性の高いプラットフォームだ。4月には、NECフィールディングがvProを活用した遠隔サポートサービスを提供開始する。

 今後のvProの機能拡張について廣田氏は、「より管理性の高いインテル アクティブ・マネジメント・テクノロジ(AMT)の4.0/5.0を採用予定で、ノートPCがAC電源につながっていれば、サスペンド状態などでも管理できるようになる。また、PCの調子が悪い場合、ボタンひとつでサポートを得る技術や、ハードディスクの暗号化技術『Danbury』も採用する」としている。

 さらにインテルは、2008年第4四半期に新アーキテクチャを発表する予定だ。この新アーキテクチャ「Nehalem」(開発コード名)について解説したインテル 技術本部長の及川芳雄氏は、「2コアから8コアまでに対応し、1つのコアにつき4つの命令が同時実行できる。また、インテルとしては初めてメモリコントローラをCPU内に実装する」とした。

 及川氏はまた、2009年に登場予定のビジュアルコンピューティング向けアーキテクチャについても触れた。この新アーキテクチャの開発コード名は「Larrabee」で、「新しいキャッシュアーキテクチャやベクター命令セットが、ビジュアルコンピューティングに最適化されている」と述べた。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
クラウド基盤

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

  • ビジネスの継続的な成長を促す新たなITのビジョン

    多くの企業においてITに求められる役割が、「守り」のコスト削減から「攻め」のビジネス貢献へとシフトしつつある。その中でIBMが提唱する新たなビジョンEnterprise Hybrid ITとは?

  • デジタル変革か?ゲームセットか?

    デジタルを駆使する破壊的なプレーヤーの出現、既存のビジネスモデルで競争力を持つ
    プレイヤーはデジタル活用による変革が迫られている。これを読めばデジタル変革の全体像がわかる!

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化