3G対応のiPhoneがついに発売された--Appleがファッショナブルな携帯電話を製造しているという噂を、同社の最高経営責任者(CEO)であるSteve Jobs氏が肯定してから約1年半後のことである。
iPhoneの発売以降、似たような携帯電話が数多く登場し(その多くはすぐに市場から消えていった)、携帯電話業界はたっぷりと目から鱗の体験をすることになった。
しかし、このガジェットがどれほどクールなものであったとしても、ここでその自慢話を始めるつもりはない。iPhone 3Gには、改善できそうな機能や特徴がまだまだたくさんあるのだ。そこで以下に、iPhone 3Gの改善してもらいたい点を10個挙げることにする。
#1:キーボードがない
iPhone 3Gのタッチスクリーンは現行製品の中では確かにトップクラスであるものの、皆がそれを愛用するということにはならないだろう。タッチタイピングに慣れているユーザーは特にそうだ。モバイルブロガーの多くは、iPhoneで使えるBluetoothキーボード(それが折り畳み可能であるかどうかに関係なく)があれば、即座に飛びつくことだろう。
#2:カメラの解像度が低い
巷の携帯電話が800万画素のカメラを搭載しようという時代であることを考えると、200万画素のカメラを搭載しているiPhoneはさしずめ、「カメラ付き携帯電話1.0」というところだろう。他社から発売されている最新の携帯電話と同レベルのカメラをAppleがiPhoneに搭載するなどということは期待していないものの、解像度は少なくとも300万画素にしてほしい。そして、レンズももっと良いものを搭載してほしい。また、iPhoneのカメラにはフラッシュが内蔵されていないため、光量が不足している場合には撮影することができないのである。
#3:未だにカット&ペースト機能がない
インターネット世代のユーザーにとって、カット&ペーストができないのは不便極まりない。特に、ウェブページの所在地とも言えるURLを取り扱う場合にこのことを痛感する。Appleは「この問題に取り組んでいる」と噂されているが、未だに実現されていない。