DNSの脆弱性に対する攻撃コードが公開される

文:Ryan Naraine(Special to ZDNet.com) 翻訳校正:石橋啓一郎 2008年07月24日 10時01分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Dan Kaminsky氏のDNSキャッシュポイズニング脆弱性に対してパッチを当てる緊急性が何段階か跳ね上がっている。

 このセキュリティホールを利用する、対象の名前サーバのキャッシュに悪意のあるDNSレコードを埋め込むことを可能にする概念実証コードが、無料で配布されている攻撃・侵入テストツールであるMetasploitに追加された。

 Metasploitを作ったHD Moore氏によれば、この概念実証コードの作成には|)ruidの研究者と協力しており、この脆弱性実証コードを支援するためにDNSサービスも作成されたという。

 (参照:脆弱性の情報開示はいかに失敗したか:DNS同時パッチの問題を理解する

 このコードはここで提供されており、深刻なキャッシュポイズニング攻撃を行うことを可能にするDNSプロトコルと一般的なDNSの実装に存在する既知の欠陥に狙いを定めたものだ。

 この概念実証コードは、対象となる名前サーバに悪意のあるホストエントリをキャッシュさせる。対象となる名前サーバに対し、対象となるドメインの無作為のホスト名に対する問い合わせを行うことで、攻撃者は対象となるサーバへの応答を偽造することが可能になる。この応答には問い合わせに対する回答、オーソリティサーバレコード、そのサーバに対する追加レコード1件が含まれ、対象となる名前サーバのキャッシュにレコードを挿入する。

 私とのインスタントメッセージの中で、Moore氏はこの概念実証コードはDNSキャッシュをポイズニングするのに1分か2分程度しかかからないと話しており、これを改善するためにバージョン2.0に取り組んでいるという。

 Kaminsky氏は、公に数秒間で攻撃を成功させることも可能だと述べている

 どうか、すぐにパッチを適用して欲しい。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
関連キーワード
セキュリティ

関連ホワイトペーパー

SpecialPR

  • 真に基幹系システムを動かすクラウドの条件とは?

    今、企業においてクラウドは、あたりまえの選択肢となっている。しかし根幹を支える基幹系システムでは、クラウド化を検討しても諦めている企業が多い。その理由は?そして解決策は?

  • デジタル変革か?ゲームセットか?

    デジタルを駆使する破壊的なプレーヤーの出現、既存のビジネスモデルで競争力を持つ
    プレイヤーはデジタル活用による変革が迫られている。これを読めばデジタル変革の全体像がわかる!

連載

CIO
研究現場から見たAI
ITは「ひみつ道具」の夢を見る
内製化とユーザー体験の関係
米ZDNet編集長Larryの独り言
今週の明言
「プロジェクトマネジメント」の解き方
田中克己「2020年のIT企業」
松岡功「一言もの申す」
林 雅之「デジタル未来からの手紙」
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
Fintechの正体
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
情報通信技術の新しい使い方
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
通信のゆくえを追う
セキュリティ
セキュリティの論点
ネットワークセキュリティ
スペシャル
座談会@ZDNet
Dr.津田のクラウドトップガン対談
CSIRT座談会--バンダイナムコや大成建設、DeNAに聞く
創造的破壊を--次世代SIer座談会
企業決算を追う
「SD-WAN」の現在
展望2017
IBM World of Watson
de:code
Sapphire Now
VMworld
Microsoft WPC
HPE Discover
Oracle OpenWorld
Dell EMC World
AWS re:Invent
PTC LiveWorx
古賀政純「Dockerがもたらすビジネス変革」
さとうなおきの「週刊Azureなう」
誰もが開発者になる時代 ~業務システム開発の現場を行く~
中国ビジネス四方山話
より賢く活用するためのOSS最新動向
「Windows 10」法人導入の手引き
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
実践ビッグデータ
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化