グーグル社員、「App Engine」でPerl対応を目指すプロジェクトを明らかに

文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:編集部

2008-07-24 15:06

 Googleの開発者が、ウェブアプリケーションのホスティングサービス「Google App Engine」をプログラミング言語「Perl」に対応させようとしている。だが、現時点では正式なサポートではないようだ。

 Perlのサポートは、Google社員であるBrad Fitzpatrick氏のプロジェクトである。Fitzpatrick氏はこのプロジェクトについて、米国時間7月22日に自身のブログで明らかにした。だが、Fitzpatrick氏は、自分はApp Engineチームのメンバーではなく、GoogleはPerlのサポートを約束しているわけではないと強調している。

 Fitzpatrick氏は、「私は(Googleに勤務するそのほかのPerlハッカーとともに)、われわれの20%プロジェクトを公にしてよいという許可を得た。ぜひ、そのほかのPerlハッカーにも手伝ってほしい」と述べている(Googleは、開発者が就業時間の20%を個人的な開発にあてることを許可している)。

 「GoogleではPerlは主流の言語ではないので、これまでのようにPerlでプログラムを書くことはなかった。だが、私は自分個人のウェブアプリケーションをApp Engineで動かしたく、その際はPerlでプログラムを書きたいのだ」(Fitzpatrick氏)

 GoogleはApp Engineに新しい言語を加える計画だが、具体的なことは明らかにしていない。Perlは、App Engineに対応してほしい言語としては、Java、PHP、Rubyに次いで4番目に要求が多い

 詳細なロードマップやApp EngineがPerlに完全対応するためにFitzpatrick氏が必要だと思っていることなどは同氏の投稿を参照してほしい。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    Pマーク改訂で何が変わり、何をすればいいのか?まずは改訂の概要と企業に求められる対応を理解しよう

  2. セキュリティ

    従来型のセキュリティでは太刀打ちできない「生成AIによるサイバー攻撃」撃退法のススメ

  3. セキュリティ

    クラウド資産を守るための最新の施策、クラウドストライクが提示するチェックリスト

  4. セキュリティ

    最も警戒すべきセキュリティ脅威「ランサムウェア」対策として知っておくべきこと

  5. セキュリティ

    AIサイバー攻撃の増加でフォーティネットが提言、高いセキュリティ意識を実現するトレーニングの重要性

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]