編集部からのお知らせ
「ZDNet Japan Summit」参加登録受付中! 
新着記事集:「負荷分散」

グーグルの「Google Chrome」、ブラウザ市場以外でもMSの脅威となるか

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:矢倉美登里、高森郁哉

2008-09-03 14:21

 Microsoftは、Googleが「Google Chrome」を発表したことに素早く反応する目的で、Chromeが「Internet Explorer」(IE)にどの程度張り合うかに焦点を当ててコメントした。

 「ブラウザ市場は競争が激しいが、人々は使い勝手のよい『IE 8』を選ぶだろう。IE 8では、クリックだけで求めるサービスをすぐに利用でき、ブラウズの仕方について個人の選択を尊重し、他のどのブラウジング技術よりもオンラインの個人データを管理された状態に保っているからだ」と、IE担当ゼネラルマネージャーのDean Hachamovitch氏は声明で述べた。

 だが、Microsoftは、Chromeの発表がIE 8に対する攻撃をはるかに超えていると認識したほうがいいだろう。Googleはすでに、Mozillaにとって大きな支援者であり提携相手だった。単によりよいブラウザを求めていただけなら、Googleはただ単に「Firefox」への投資を追加するだけでよかったはずだ。

 Google自身の説明によると、Chromeは、ウェブページを閲覧するための手段であると同時に、Webアプリケーション向けのプラットフォームでもあるという。

 「われわれが本当に必要としていたのは、ブラウザだけではない。ウェブページやアプリケーションのための現代的なプラットフォームも必要としていた。こうしたものを構築するため、われわれは取り組みに着手したのだ」とGoogleは公式ブログに書いている

 今のところChromeを実行するにはWindowsが必要(Mac版とLinux版は近日中にリリースされる予定)だが、ChromeがMicrosoftのOS支配を脅かす存在であることは明らかだ。

 そう遠くない将来、LinuxベースのChrome搭載マシンや数多くのChrome用アプリケーションが登場することを想像してみよう。そう考えると、ChromeがMicrosoftにとってかなり大きな脅威になるという予想が真実味を帯びてくる。

 とはいえ、Netscapeの全盛期以来、ブラウザがOSをしのぐようになると予想されてきたが、OSが重要であるのは今も変わっていない。Microsoftにとって重要な問題は、OSが単に適切であるだけでなく、PCの価格に100ドル上乗せするだけの価値を維持できるほど、ブラウザとWebアプリケーションのエンジンのほかから、より良い体験を作り出せるかどうかだ。

 だが、競争はPC市場だけにとどまらない。Google発のより競争力のある「プラットフォームとしてのブラウザ」は、モバイル市場でもMicrosoftの頭痛の種が増えることを意味するのかもしれない。Microsoftはすでに、モバイル向けブラウザ市場で追い上げを図り、「iPhone」の「Safari」ブラウザと対決しようとしている。同社は2008年末までに「Windows Mobile」にIE 6を搭載すると約束してきたが、それによって既存のライバルにどこまで迫れるかは不明で、Chromeなどの新規参入組とのシェア争いも当然ながらはっきりしない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

ZDNet Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

特集

CIO

モバイル

セキュリティ

スペシャル

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    Google Cloudセキュリティ基盤ガイド、設計から運用までのポイントを網羅

  2. セキュリティ

    仮想化・自動化を活用して次世代データセンターを構築したJR東日本情報システム

  3. ビジネスアプリケーション

    スモールスタート思考で業務を改善! 「社内DX」推進のためのキホンを知る

  4. セキュリティ

    Emotetへの感染を導く攻撃メールが多数報告!侵入を前提に対応するEDRの導入が有力な解決策に

  5. セキュリティ

    偽装ウイルスを見抜けず水際対策の重要性を痛感!竹中工務店が実施した2万台のPCを守る方法とは

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNet Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]