- 本社はシリコンバレーに設置し、研究開発および製造の主導チームとエコシステムをニューヨークとテキサス州オースティン、およびドイツのドレスデンに置く。
- 独占供給契約(限定的な例外を含む)のもと、AMDのプロセッサを製造するほか、他のAMDの半導体製品(競争力のある分野)も一定の比率で製造する。
- ニューヨークに新しく建設する製造施設「Fab 4X」は、2009年中ごろに着工する。同施設が完全稼働すると、ニューヨーク北部地域で1400人以上の労働者を直接雇用する。
- ドレスデンにある第2の最新技術施設において300mmウエハ移行が2009年に完了することで、生産能力の増強を見込む。
- シリコンオンインシュレータ(SOI)およびシリコンウエハの量産に関して、IBMと技術提携する。これによりThe Foundry Companyの事業分野となり得る市場が大幅に広がる。
- ドレスデンの施設のアップグレードおよび拡張、ならびにニューヨークの施設の建設が終わり、時間とともに操業が軌道に乗れば、The Foundry Companyは、アブダビにも新しい製造施設を建設して、製造拠点の規模を世界的に拡大する計画だ。
- 正式社名とコーポレートアイデンティティ(CI)を発表する。
契約完了の際、AMDは次のようになる。
- The Foundry Companyに対して、ATICと等しい議決権を持つ。
- 普通株換算で、The Foundry Companyの資産の44.4%を所有する。
- 資金の流動性を改善する。具体的には、The Foundry CompanyによるAMDの債務約12億ドルの肩代わり、The Foundry Companyの所有権一部譲渡に伴ってATICから支払われる7億ドルの収入、ならびにAMDが新しく発行する株式5800万株およびワラントの追加分3000万株の購入代金としてMubadalaから支払われる3億1400万ドルの収入による。
- コンピューティングとグラフィック処理の融合に基づく次世代の革新の設計開発に明確にフォーカスする。
- Mubadalaから1人を選出してAMDの取締役会に加える。
- The Foundry CompanyによるAMDの負債約11億ドルの肩代わり(AMDからThe Foundry Companyへ約1億ドルの現金を支払うことになる)と、ATICおよびMubadalaから支払われる10億ドルの現金を通じて、正味の現金資本が21億ドル増加する。ただし、財務報告の面では、The Foundry Companyとの連結決算の形式を採用する。