Micron Technologyは米国時間10月12日、QimondaよりInotera Memoriesの株式4億ドル分を取得することで合意したと発表した。
Inoteraは、Qimonda(Infineon Technologiesのメモリ事業を分社化して設立)とNanya Technologyの共同ベンチャーとして設立された。Micronはこの取引について、Nanyaとの関係拡大につながるものと説明している。
Micronによると、QimondaとNanyaの提携により、現在、Inoteraは2カ所ある300mmのウエハ製造施設で毎月合計12万枚のウエハを生産しているという。
今回の合意の下、MicronはInoteraの生産能力の半分にアクセスできるようになる。残り半分の生産能力はNanya向けとなる。Micronはまた、自社のStack DRAM技術をInoteraと共有し、MicronとNanya向けにStack DRAMを生産するとも述べている。
この取引は、2段階で行われる。まずは、MicronはQimondaの所有株式の半分(Inotera株式の18%)を現金2億ドルで購入する。取引は向こう1週間のうちに行われる予定だが、米国規制当局からの承認取得などの都合により変更される可能性がある。残りのInoteraの株式18%は、台湾の公正取引委員会やその他の規制当局の承認を受けた後に購入する。
Micronによると、買収完了後の数カ月のうちに、Inoteraの総生産能力に占めるQimonda向け生産量の割合は減少するという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ