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外国人部下が働いてくれない!--エリック松永の英語道場(14) - (page 2)

エリック松永

2008-12-08 08:00

上司として最低限やるべきこと

 では、外国人を部下に持った場合、上司として何をすればよいのでしょうか。そのヒントをいくつか挙げますので、参考にしてください。

方向性と役割を理解する

 まず、企業や事業部が目指しているものを理解した上で、部下のRoleとResponsibility、そしてQuantitativeなGoalをお互いに納得した上で設定しましょう。ここでは、お互い合意することが重要です。合意した内容は必ずDocumentで確認してください。口頭での確認は愛のささやきのように幻と化してしまいます。

明確なGoalを設定し合意する

 何度も言いますが、GoalはできるだけQuantitativeに設定します。例えば、「Aに対する技術的な理解を深める」ではなく、「Aに対する技術的な理解を深めるために、その技術を使ったプロジェクトに3件参画する」といったように数字を入れましょう。

Goal達成の際のご褒美を明確にする

 日本人が一番あいまいにしがちなのが、QuantitativeなGoalに対するReward(報酬)です。制度上、明確にできないことがあるのは仕方ないことです。しかし、典型的な日本企業で最終的な金額がHR(人事部)の最終決定までわからないのであれば、そのことを企業の決まりとして納得してもらう必要があります。「仕方ないんだよ」で済ますのではなく、「日本の人事制度はこうなっている。だから報酬はこの時期にならないとはっきりわからない」と、理解してもらえるまで話しましょう。

 一番重要なのは、上司には部下が納得するまでAccountability(説明責任)があるということ。これだけは忘れないでください。チームの一員として部下が一隻の船に乗り込んでくれるかどうかは、プロジェクトや仕事を始める時にいかに部下に納得してもらうかで決まるのです。あなたは上司であり船長です。もし部下が全く動かないと感じたら、それは彼らがあなたの船には乗っていないということなのです。

精神的にチームの一員となってもらう

 せっかく色々な国の人がメンバーとして集まったのです。ざっくばらんに国の話ができる環境を積極的に作りましょう。月に一度ランチパーティーを開くもよし、メンバーの誕生日にチームでランチをするのもいいでしょう。ディナーはプライベートな時間にかかるので、ランチを活用するのがコツ。少し長めにランチタイムを取れば、グラスワインくらいは許されるのではないでしょうか。ちょっとした気遣いが、国籍を超えたチームワークにつながるのです。

最後に、コミュニケーションの基礎として、英語はどう考えても必須としかいいようがありません。英語はTOEICの点数を上げるために勉強するのではないのです。あなたのプロジェクトを成功させるために必要であることを忘れないで下さい。

Peace out,
Eric

※ 著者・エリック松永に、英語関連の質問がある人や、英語談義をしたい人はいませんか? エリックへのメールは、tips@japan.cnet.com にて受け付けています。面白い質問や話題には、エリックが直接あなたの元を訪問して対応するかもしれません。

Eric
筆者紹介

エリック松永(Eric Matsunaga)
Berklee College of Music、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科(修士)卒業。19世紀の米国二大発明家Graham Bellを起源に持つ米国最大の通信会社AT&Tにて、先進的なネットワークコンサルティングの領域を開拓。その後アクセンチュアにて、通信分野を柱に、エンターテインメントと通信を活用した新事業のコンサルティングをグローバルレベルで展開する。現在、通信業界を対象にした経営コンサルタントとして活躍中。

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