Googleの本当の強さ
Googleは今や年商2兆円にせまる巨大IT企業です。ここまでGoogleを成長させた真の立役者は明らかにアーティストとしてのソフトウェアエンジニアです。エンジニアは企画部門の言うことだけ聞いていればいい? とんでもない、Googleのソフトウェアエンジニアは自ら自分の面白いと思う企画をたて、プログラムを作り、仲間に公開し、磨き上げるというカルチャーのなかで活躍しているのです。Googleでは世界中にいる優秀なエンジニアがそれぞれのプロジェクトの中身をみることが出来ますし、さらにアイデアを皆で育てて行く仕組みも持っています。そういったソフトウェアエンジニアに対して尊敬をする企業カルチャー。今、経営者が見習うべきは、クラウドコンピューティングや広告ビジネスの仕組みではなく、Googleの「人」を尊重する企業カルチャーなのではないでしょうか?
Peace out,
Eric
筆者紹介
エリック松永(Eric Matsunaga)
Berklee College of Music、青山学院大学大学院国際政治経済学研究科(修士)卒業。19世紀の米国二大発明家Graham Bellを起源に持つ米国最大の通信会社AT&Tにて、先進的なネットワークコンサルティングの領域を開拓。その後アクセンチュアにて、通信分野を柱に、エンターテインメントと通信を活用した新事業のコンサルティングをグローバルレベルで展開する。現在、通信業界を対象にした経営コンサルタントとして活躍中。