Red Hatが2009会計年度第4四半期(2008年12月-2009年2月)の業績を発表した。同社のオープンソース製品は依然として需要が高いが、経済情勢が悪化する中、同社のバリュープロポジションを売り込むのに必要なコストが次第に増加しているとも読み取れる結果だ。
Red Hatの報告によると、純利益は前年同期比で27%減となる2200万ドルから1600万ドルまで落ち込んだ。これはRed Hatが収入を得るのに必要な費用の増加を示している可能性があるという点で、悪い知らせと言える。
明るい話は、Red Hatの1株あたり利益がアナリストの予測を上回ったことだ。Reutersの報道によると、実績値は1株あたり22セントと、事前予想の20セントを上回ったという。
さらに明るい話がある。売上高は1億6620万ドルで、前年同期比で18%増加した(ただし前期比では1%増にとどまっている)。このうち、サブスクリプション契約によるものは1億3940万ドルで、前年同期比で14%増、前期比で3%増だった。
決算会見でRed Hatは、困難な環境において大きな成果を挙げた点を強調した。
- 請求額は2億ドルを上回った
- 25万ドルを超える大型契約が100件を超えた
- 2009会計年度通期の売上高は6億5260万ドルを記録した
- 2009会計年度通期で、売上高は25%増、非GAAPベースの営業利益は24%増を記録し、営業キャッシュフローは2億3600万ドルとなった
- 2009会計年度末における、現金および現金同等物、投資の合計は8億4610万ドルで、基本的に負債はない
- 2009会計年度の各四半期において、トップ25の顧客については100%、契約を更新した
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ