Microsoftは“V”(「Windows Vista」)についてあまり語りたがらないようにみえるが、Vistaの動向を気にしているユーザーもいる。実際、数名の読者から、Microsoftはいつダウンロードセンターで「Vista Service Pack 2(SP2)」を公開する予定なのかという問い合わせを受けている。
この質問に対して、Microsoftからの回答はない(以前「今年の第2四半期のどこか」と述べた以外は)。
Microsoftは4月29日、Vista SP2の正式版のRTM版--と「Windows Server 2008 SP2」--をリリースしている。5月6日には、SP2をすぐに(おそらくは偶然に)MSDN、TechNet、Connectの会員に向けて公開した。先週後半には、TechNetとMSDNでVista SP2とWindows Server 2008 SP2の統合バージョンを公開している。
だが、SP2正式版をダウンロードしたいと思っている一般ユーザーはどうなるのか?ある読者から、5月19日にダウンロードセンターで提供を開始する予定だという情報を得たが、現時点ではまだ提供されていない。
いつSP2が一般公開されるのか--あるいは、どうしてダウンロードセンターにまだ登場しないのか--について、Microsoftに問い合わせたところ、次のような回答が返ってきた。「現在も第2四半期に提供するという予定に変更はないが、まだ開始していない」。
それはわかったが、どうしてこんなに時間がかかるのか?すると、この代表者は、第2四半期は「以前から公式なリリース時期となっており、遅れているわけではない」と答えた。
遅れている、遅れていないはともかく、どうなっているのか?SP2に入っている機能、バグ修正、セキュリティ更新(それに、Serverの場合はHyper-Vの統合)を心待ちにしているユーザーもいるのだ。
アップデート:Vistaは先日、TIMEの「技術業界におけるこの10年最大の失敗、ワースト10」に選ばれていることもあり、Microsoftは時期をうかがっているのだろうか?それとも、ある読者が述べているように、MicrosoftはSP2の公開時期を遅らせることで、「Windows 7」へのアップグレードを促すメッセージと混乱しないようにしているのだろうか?
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 原文へ