Microsoftがソフトウェア販売と同等にサービスを販売し、それらの多くをインターネットで提供するような状況に向かっているといっても、Microsoftの戦略にとってパートナーの重要性は変わらないと、Watson氏は言う。
「われわれの成長と成功において、パートナーは秘密兵器的な部分を構成している」とWatson氏は述べた。
仮想化、モバイル、ユニファイドコミュニケーションなど、成長しているおもなテクノロジ分野の一部は、購入後「すぐに使える」ようなソフトウェアやサービスではないため、顧客はパートナーの技術を必要としているのだとWatson氏は説明した。
IBMやOracleなど、米国内で大規模な販売競争を繰り広げてきた昔からのライバル企業の多くも、パートナーの役割を以前より重視し始めているとWatson氏は言う。また、Googleでさえパートナーの活用に乗り出し始め、2009年に入ってプログラムを発表しているとWatson氏は指摘した。
Watson氏によれば、Microsoftは経済情勢に関係なくこの分野への投資を続けていくという。
Microsoftは米国内向けに販売していた製品の一部から撤退しているが、実際にはその一部はパートナーの販売チャネルに加えられていると、Watson氏は言う。これは、サードパーティーの販売不振をいくらかでも補えるようにと期待してのことだ。
また、2009年には全体的に横ばいと見られるエンタープライズソフトウェア市場だが、ハードウェアよりは状況はましだとWatson氏は指摘する。Microsoftは2008年10月以降、このままではきびしい経済情勢の中で、Microsoftのソフトウェア販売は明るい材料になりうるとパートナーに説き続けてきた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事をシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。原文へ