総合セキュリティソフト「Kaspersky」最新版販売--Mac向けウイルス対策ソフトも

田中好伸(編集部) 2009年09月02日 17時12分

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 ジャストシステムは9月1日、Windows向け総合セキュリティソフト「Kaspersky Internet Security 2010」(KIS 2010)を10月16日に発売することを発表した。また、Macintosh向けウイルス対策ソフト「Kaspersky Anti-Virus for Mac」を11月13日から発売することもあわせて発表した。

 最新版となるKIS 2010は、2006年の日本市場参入から数えると3回のメジャーバージョンアップを果たした。最新版で注目すべき機能としては(1)カスペルスキーセキュリティネットワーク(KSN)、(2)緊急検知システム(UDS)、(3)アプリケーションコントロール、(4)プロアクティブディフェンス、(5)仮想実行スペース――の5点が挙げられる。

Kaspersky Internet Security 2010 Kaspersky Internet Security 2010

 (1)のKSNは前版から提供しており、KSN参加に同意しているエンドユーザーから、未知の悪意あるプログラム(マルウェア)の情報などをリアルタイムで収集するというもの。最新版のKIS 2010では、未知の脅威への対応時間を大幅に短縮しているという。

 KSNで集められた脅威は、安全なものは“White Listing DB”へ、危険なものは“UDS DB”として記録され、エンドユーザーのUDSへと配信される。KSNで集められた情報が(2)のUDSに登録されるまでの時間は約40秒。ジャストシステムによれば、KSNの強化とUDSによって、エンドユーザーは常にリアルタイムに最新の脅威から守られることになるという。

 (3)のアプリケーションコントロールは、ホスト侵入防止システム(HIPS)と呼ばれる技術をベースに、アプリケーションの信頼性を判断して4段階のレベルに分類、その挙動が監視されるというもの。信頼レベルごとの監視ルールがあり、アプリケーションのシステムやインターネットへのアクセスに制限をかけ、その動きは常に監視される。

 (4)のプロアクティブディフェンスでは、アプリケーションの動きを常時監視して、ウイルスやスパイウェアなどと似たような動きをするアプリケーションを検知する。ウイルスやスパイウェアを許したとしても、不審な動きはヒューリスティックと呼ばれる技術で検知され、感染を未然に防ぐことができる。今回のKIS 2010では、このヒューリスティックの判断のもととなるパターンファイルも配信され、常に最新のものに更新されるようになっている。

 (5)の仮想実行スペースは、PC上に隔離された仮想空間を展開。その仮想空間を使えば、危険なアプリケーションを実行してしまった場合、フィッシング詐欺などのウェブサイトを開いてしまった場合でも、実際のPCの環境には影響を与えることがないという。

 これらの機能のほかにも、ウイルスについての定義ファイルは約45分に1回配信される、また前版よりもスキャンの時間を約70%短縮するなどの性能向上を図っている。

 KIS 2010は10月16日から販売開始される。税別価格はパッケージ版が6800円、ダウンロード版が4680円となっている。ソフト1本でライセンスを2つ使うことができる。セカンドマシンとしてネットブックが使われていることに対応した。

 対応OSは「Windows Vista」と「Windows XP」。10月にも販売される「Windows 7」には12月上旬にもダウンロード提供するとしている。

Kaspersky Anti-Virus for Mac Kaspersky Anti-Virus for Mac

 一方のKaspersky Anti-Virus for Macは、世界的にユーザーを伸ばしているMacを狙ったマルウェアに対応したウイルス対策ソフト。ウイルスのほかトロイの木馬やワームをリアルタイムに防御する。スパイウェアやアドウェア、ダイアラーなどにも対応する。定義ファイルはKIS 2010同様に約45分に1回配信される。

 発売は11月13日から。税別価格はパッケージ版が4900円、ダウンロード版が3900円となっている。対応するのは、Intel製プロセッサを搭載のMacで対応バージョンは、10.4.11以上となっている。

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