プログラミング言語のJavaScriptなどをベースにしたインタラクティブ機能をウェブページに付与する方法として、AJAXはこの10年の中で人気を博した。「Google Maps」や「Yahoo Mail」など、数多くのウェブサイトでAJAXが使われている。
2002年8月9日に申請された985号特許には、ウェブページに埋め込まれたプログラム(当該特許では、より幅広い呼び方で「ハイパーメディア文書」と説明されている)が含まれる。以下は、特許抄録から抜粋した同技術の説明だ。
オープンな分散型ハイパーメディアに接続されたコンピュータ上にあるブラウザプログラムのユーザーが、埋め込まれたプログラミングオブジェクトへアクセスして実行できるようにするシステム。このプログラムオブジェクトは、データオブジェクトと同様に、ハイパーメディア文書に埋め込まれる。
ユーザーは画面上からプログラムオブジェクトを選択できる。選択されると、このプログラムは、ユーザーの(クライアントの)コンピュータ上か、リモートサーバ上、あるいは分散処理に組み込まれた付加的なリモートコンピュータ上で実行される。
プログラムオブジェクトを立ち上げると、本発明がアプリケーションオブジェクト(プログラム)とブラウザプログラム間で行われる持続的なプロセス間通信を提供するので、ユーザーはオブジェクトとのインタラクションが可能になる。
そのあとで、もう少し詳細に説明されている。
本発明は、ネットワークに接続されたクライアントコンピュータのユーザーが、インタラクティブな方法でオブジェクトを特定し、読み出し、操作できるようにする。本発明は、ユーザーがハイパーメディア形式を使ってプログラムオブジェクトを特定し読み出せるようにするだけでなく、ユーザーがリモートコンピュータ上で特定されたアプリケーションプログラムとやりとりできるようにもする。
プログラムオブジェクトが立ち上げられたあとで、ハイパーメディアブラウザと埋め込まれたアプリケーションプログラムの間で、プロセス間通信が進行する。ユーザーは、クライアントコンピュータに含まれる演算能力を超える膨大な演算能力を利用できるようになる。
Apple、Google、およびOffice Depotは、この訴訟についてコメントすることを拒否した。Yahoo、Staples、Texas Instruments、Playboy、Sun、Blockbuster、Citigroup、eBay、Frito-Lay、J.C. Penney、JPMorgan Chase、Adobe、およびPerot Systemsは今のところ、コメントの要請に対して反応していない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ