Microsoftは米国時間10月19日、「Office 2010」のパブリックテスト版を11月にリリースすると発表した。
同社は7月、Office 2010の招待制のテクニカルプレビュープログラムをリリースしており、最終製品版のリリースは2010年に予定されている。また、ブラウザ版の「Office Web Apps」のテスト提供も9月に開始された。
Microsoftは、SharePointのカンファレンスで今回の発表を行い、同じく11月にベータ版が提供されるポータルソフトウェアの次期バージョンの新機能なども明らかにした。
新バージョンとなる「SharePoint 2010」には、Officeの「リボン」ユーザーインターフェースが含まれるほか、ビデオ、オーディオ、「Silverlight」へのサポートが強化されている。さらに、プログラマーは、今週中に第2ベータ版が提供される「Visual Studio」の次期バージョンを用いてSharePointのサイトの開発が可能となる見込みである。
SharePointは、Microsoftの中でも急成長を遂げている大規模事業に位置づけられ、同社にとって重要な製品である。2008年にはSharePointによる売り上げが13億ドルを超え、前年比で20%増を記録した。
同社最高経営責任者(CEO)であるSteve Ballmer氏は声明で、「SharePoint 2010は、これまでのSharePointの中でも最大かつ最重要なリリースとなる。Microsoft Office 2010と共に用いられると、SharePoint 2010は、企業向けの単一のコラボレーションプラットフォームを越えて従業員のコネクティビティを強化し、大幅に作業効率を上げることができるだろう」とコメントした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ