Microsoftは米国時間10月23日、 WindowsとXboxに対する強い需要が前四半期の業績を支えたことを明らかにした。
Microsoftは同日、2010年度第1四半期決算(7-9月期)として、売上高が129億2000万ドル、利益が35億7000万ドル(1株当たり40セント)だったことを発表した。同社は一般発表前におけるWindows 7の売り上げ14億7000万ドルを将来に繰り延べているが、この金額を含めれば、売上高は143億9000万ドル、1株当たりの利益は52セントとなる。
これらの数字は予測を上回る結果となったが、売り上げについては依然として前年を下回った。
最高財務責任者(CFO)のChris Liddell氏は「今四半期の業績、ひいてはWindowsに対する強い消費者需要があったことに満足している」と声明で述べた。「また、コストコントロールの継続により、厳しい全体的な経済状況が続いているにもかかわらず、高い売り上げという業績を収めることができた」(Liddell氏)
Microsoftは、Windows搭載PCの出荷数が同四半期で6%増加したとしている。ただし、PC売上高は横ばいもしくは2%の上昇だったという。その理由の一部として、同社は、ネットブックにおけるWindowsの採用が前年に比べて増加したことを挙げた。
Microsoftによると、Windowsに対する需要は全体的に強く、9月に同社史上最高の販売数を記録し、四半期全体の販売数も同社第1四半期としては過去最高になったと述べる。
また、Microsoftの投資家向けウェブサイトに掲載された資料によると、210万台のXboxが同四半期に販売されたという。この販売台数は、前年同期の220万台に比べてわずかに減少しているが、前四半期の120万台に比べると増加している。
今回の決算は、Windows 7発売翌日に発表された。なおこの前の四半期にあたる2009年度第4四半期決算は、予想を下回っていた。
Microsoftは23日、同社が経費削減に引き続き努力していると述べた。同社は、今年度通年の営業経費について、当初予測していた300億ドルから、262億ドルに減少するとの予測を示した。
Microsoftは、オンライン部門では引き続き大きな損失を計上しており、同営業損失は前年の3億2100万ドルから4億8000万ドルに増加している。BingとMSNを含む同社オンライン部門の売上高は、前年の5億2000万ドルから4億9000万ドルへと減少した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ