Financial Timesの米国時間11月3日付けの報道によると、Sun Microsystemsの買収を計画するOracleは欧州連合(EU)からの反対に直面し、強硬な姿勢を見せているという。
EUの独占禁止当局は、SunのMySQLデータベース事業の行き先として、プロプライエタリ製品で膨大な売り上げをあげるOracleはふさわしくないのではないかと懸念を表明している。記事によると、OracleはEUの懸念に譲歩を示さず、強気な姿勢を見せているという。
情報を寄せた匿名の人物らは記事の中で、Oracleの態度をみた規制当局は買収に反対する申し立てを数日中にも公式に発行する可能性があると述べている。EUとOracleの両者から記事に対するコメントは得られていない。
MySQLの前最高経営責任者(CEO)Marten Mickos氏はEUに対し、買収を承認するように呼びかけているが、共同創業者のMonty Widenius氏は反対の姿勢を示している。米国のSun株主らや、米司法省は買収を承認している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。 原文へ