ネクスウェイは、同社が運営するFAX配信システム「FNX(Flexible Network Exchange)」サービスと、セールスフォース・ドットコムの営業支援システム「Salesforce CRM」を連携した新サービス「FNX for Salesforce」の提供を11月4日より開始した。
このサービスでは、Salesforce CRMの顧客管理画面から宛先を指定し、FAX原稿のファイルをアップロードすることにより、顧客あてのFAX配信が行える。FAXの送達履歴をCRMやSFAなどのシステムに反映させることも可能だ。従来の顧客データベースを持たないFAX配信システムでは、配信リストや送達情報などを個別にインポート、エクスポートする必要があったが、今回のSalesforce CRMとFNXとの連携により、顧客データベースの一元化が可能になるとする。
FNX for Salesforceの具体的なサービス内容としては、Salesforce CRMの「取引先」「商談」といった機能から、特定の宛先に対してFAXを配信できるほか、「キャンペーン」機能から、そこに登録された顧客リストに対して1回1000通までのFAXを一斉配信できる。
利用料金は、企業単位での契約となり、初期導入費用が3万円。FAX配信料金が1通あたり19円。配信料金については送信枚数によるボリュームディスカウントの適用が可能という。
同連携サービスの開発は、テラスカイが担当した。ネクスウェイでは、2011年3月までに、100社の導入を目指すとしている。