#4:証拠を提示する
上司に対して何かを口頭で訴えかけても、怒鳴り返されるのが落ちだろう。しかし詳細な、特に客観的な基準に基づいたデータで武装しておくことで、そういったことは起こりにくくなる。例えば、かかってきた電話への応答が遅いと上司から文句を言われた場合には、自分の電話応答に関するデータを提示するわけである。そうすることで、上司に対してそれとなく、あるいは(あなたにその気があれば)真っ向から、「いくら文句を言おうと、私の主張はデータによって裏付けられています」と述べられるようになるわけである。
#5:パフォーマンスの基準を明確にしておく
客観的な基準というものは、パフォーマンスの基準を設定する際にも重要となる。主観的な基準を用いると、上司はあなたのことを低く評価してしまうかもしれない。これに対して、客観的な基準を用いる場合、あなたがそういった基準を満たすだけの仕事をしている限り、上司は低い評価を出しづらくなるだろう。
#6:人的ネットワークを持っておく
人的ネットワークを社内に、あるいは社外にも持っておくようにすべきである。学生時代の友人とのつながりを積極的に維持するようにしよう。また、コミュニティにも積極的に顔を出すようにしよう。このようにすることで自らの存在感を高めることができ、上司と決別すべきだという決断を下した際に、あるいは退職を余儀なくされた際に、新たな仕事を見つけやすくなるはずである。