#9:ユーモアのセンスを活かして対処する
ユーモアというものは、不愉快な状況に対処する素晴らしい方法である。このため映画やテレビドラマでも、緊張感あふれるシーンの後には笑いを誘うシーンが用意されている。上司と衝突した場合でも、そのことをいつまでも背負い込んでいるのではなく、笑い飛ばす努力をしてほしい。また、そこからさらに一歩進めることもできるだろう。例えば、上司が翌朝一番に機嫌を損ねることになる理由を予想したり、その日最初に機嫌を損ねる時間を予想し、実際にそうなるかどうかをチェックするということもできる。さらに、社内政治的なリスクは伴うものの、同様の悩みを抱えている同僚とともに、上司が機嫌を損ねる回数を当てるといった賭けを楽しむことも可能だろう。
#10:上司の上司と話す際には気を付ける
僕(しもべ)のことを主人に中傷してはならない。彼はあなたを呪い、あなたは罪に定められる。(旧約聖書、箴言30:10)
上司の上司と1対1で話す機会があり、その際に直接の上司のことについて尋ねられるという場合があるかもしれない。その場合、答える内容を慎重に考える必要がある。特に、直接の上司に対する批判は、その上司の上司である相手への批判ととられるおそれがあり、さらなる問題を引き起こしかねない。「妻の判断を批判してはいけない。彼女が誰と結婚したのかを考えてみろ」という古くからあるジョークを教訓とすべきである。
直接の上司について何かを述べる場合には、人物そのものではなく、当人の行動に焦点を当てるようにすべきだろう。例えば、「[上司の名前]は本当に行き当たりばったりなのです」と言うのではなく、「優先事項が変更されてばかりだと、集中して仕事をすることが難しくなるのです」と言う方が望ましいはずだ。とは言うものの、より安全な返答は、上司の好ましい行動を促すものとなる。例えば、「[上司の名前]が[行動内容]を行ってくださるお陰で助かっています。今後も続けていただきたいと思っています」などと述べるわけである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ