アドビ、世界で従業員680人を削減へ

文:Steven Musil(CNET News) 翻訳校正:編集部

2009-11-11 13:19

 Adobe Systemsは、売上の低迷に合わせたコストの調整として、全世界の従業員の約9%にあたる680人のフルタイム従業員を削減する見込みだ。

 米証券取引委員会(SEC)への提出書類で米国時間11月10日に明らかになったこの動きは、この1年間で2度目の人員削減となる。Adobeは2008年12月、同社がローンチした「Creative Suite 4」製品シリーズの需要が予想を下回る状況で、600人を削減する予定であると述べていた。

 今回の人員削減は、9月に18億ドルで行ったOmnitureの買収前にいた従業員だけが対象となる。この10日に発表された人員削減のほか、Omnitureでの9%の人員削減が以前に発表されていた。買収時のOmnitureには1200人の従業員がいた。

 Adobeは、6500万〜7100万ドルの税引き前の再編費用を計上する見込みだという。

 Adobeは声明で、「Adobeは、2010会計年度の業務計画と予算、3カ年戦略での優先順位とビジネス環境の現状に合わせてコストを調整するために、事業の再編成を進めている。また、長期にわたる成長分野への投資を継続するためでもある」と述べた。

 同社は9月、売上が減少するなか、第3四半期の利益は29%下落したと発表した。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

  2. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  3. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  4. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  5. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 56 選 課題と解決方法を一挙紹介

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]