フュージョン・コミュニケーションズは11月11日、オープンソースソフトウェア(OSS)のPBXソフト「Asterisk」を「FUSION IP-Phone」で使えるようにするために「FUSION IP-Phone対応アスタリスク修正プログラム」(クローズドベータ版)を開発したことを発表した。
クローズドベータ版を使った商用網での検証を11月25日から2010年3月31日まで行う。同日から検証モニターを100社限定で募集する。
Asteriskは、米Digiumが開発したOSSのPBXソフト。海外で専用のPBXやビジネスフォンを利用せずに低価格で、さまざまな機能を有するPBXシステムを構築できるソフトウェアとして注目されている。
フュージョンでは、「IP電話の導入で通信費は安くなったが、PBXなどの機器費がまだ高価」「CRMやCTIを利用した柔軟なシステムを安価に構築したい」という顧客からの声があるとして、AsteriskとIP電話を融合させた新しいIP-PBXシステムの構築を可能とすることで、企業のコスト削減や高度な機能に寄与したいとしている。