マイクロソフト、「Office 2010」ベータ版を開発者向けにリリース

文:Ina Fried(CNET News) 翻訳校正:湯木進悟

2009-11-17 08:40

 今週中のリリースが予想されていた「Office 2010」ベータ版が、「MSDN」および「TechNet」開発者プログラム向けに提供が開始された。

 パブリックユーザー向けの提供も11月中に開始されると予想されており、Office開発部門幹部であるKurt Del Bene氏がロサンゼルスで開催中のProfessional Developer Conference(PDC)において、米国時間11月18日の基調講演でこれを発表すると見込まれている。

 ZDNetのMary Jo Foley氏が指摘しているように、すでにMicrosoftはパブリック向けにベータ版のダウンロード専用ウェブページを準備しているが、現時点ではダウンロードリンクをクリックしてもまだベータ版の提供は開始されていないと伝えるメッセージが表示されるのみである。

 Office 2010のベータ版では、デスクトップアプリケーションに加えて、ブラウザ版の「Office Web Apps」も提供されるようである(とはいえ、まだ筆者は本件に関する詳細を確認していない)。

 また、PDCでは他にも、MicrosoftのクラウドベースのOSである「Windows Azure」の正式ローンチや、SeadragonおよびLive Labsの開発チームからのデモンストレーションなどが行なわれると期待されている。

 Microsoftはすでに、PDCにおいて複数の発表をしている。同社は16日、「.Net Micro Framework」をオープンソースコードとして提供する方針を明らかにした

 しかしながら、同フレームワークのTCP/IPスタックおよび暗号化機能という2種類のパーツに関しては、オープンソースではリリースされないという。MicrosoftのPeter Galli氏は、今後も同社がコミュニティーとともに.Net Micro Frameworkの開発に関わっていく計画であることを、ブログへの投稿で発表している。

Office 2010のベータ版ダウンロード専用ページ画像 提供:CNET News

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    セキュリティ担当者に贈る、従業員のリテラシーが測れる「情報セキュリティ理解度チェックテスト」

  2. セキュリティ

    サイバー攻撃の“大規模感染”、調査でみえた2024年の脅威動向と課題解決策

  3. セキュリティ

    従業員のセキュリティ教育の成功に役立つ「従業員教育ToDoリスト」10ステップ

  4. セキュリティ

    IoTデバイスや重要インフラを標的としたサイバー攻撃が増加、2023年下半期グローバル脅威レポート

  5. セキュリティ

    急増する工場システムへのサイバー攻撃、現場の課題を解消し実効性あるOTセキュリティを実現するには

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]