「私はサインアップした覚えなどない! 誰かが勝手にやったとはプライバシーの侵害だ、訴えてやる!」と憤慨した同氏だが、「もう1万7000人のファンがついているよ」と孫に言われ、その状況を受け入れたという。
また、「ネット上にはあらゆる情報が流れている」と実感することも多いとPowell氏。「パーティーに行くと、みんなその場でTweetとかいうものをしているようだ。私が部屋を歩いているだけで、『Powellが誰々を無視した』などと書かれている」。こうした状況を通じて、「TwitterやSNS、そしてSalesforce.comが発表したSalesforce Chatterなどのツールが世界を変えていくことを日々学んでいる」とPowell氏は述べた。
「このようなツールをみんなが使うようになり、すべての生活と関連づけられるようになれば、技術のパワーが見えてくる。Salesforce.comやGoogleなどの企業は、この10年ですばらしい世界を作り上げた。いろんな製品やサービスが出てくる時、最初は何のために存在するのかわからないかもしれないが、これを使って世界をいかによりよくできるか考えてほしい」(Powell氏)
なおPowell氏は、Time誌で「優雅に年を取ったアメリカ人男女5人」の1人に選ばれた人物でもある。その後AOLにて5人の順位を決める投票があったそうだが、「30個の新しいスクリーンネームを作って自分に投票した」という同氏なりのデジタル活用法も会場で公表した。結果は残念ながら2位に終わったそうだが、1位がPaul Newman、3位がRobert Redfordと、大物ハリウッドスターの中間に入ったことで、「まぁ彼らの間なら悪くないかな」と納得したそうだ。