MS、12月の月例パッチを事前通知--「IE」の脆弱性など6件を修正へ

文:Elinor Mills(CNET News) 翻訳校正:中村智恵子、福岡洋一

2009-12-04 11:52

 Microsoftは米国時間12月3日、12の脆弱性に対応した6件のセキュリティアップデートを12月の月例パッチ(8日に公開の予定)でリリースすると事前通知で発表した。この中には、「Windows 7」をはじめとする現行のOSが影響を受ける「Internet Explorer(IE)」に存在する脆弱性で、攻撃コードが公開されているものもある。

 Microsoftは11月23日に、「IE 6」と「IE 7」に影響する脆弱性で、概念実証コードが公開されユーザーのコンピュータが乗っ取られるおそれのあるものについて調査していることを明らかにしていた。

 このとき公開したセキュリティ情報で、Microsoftは次のように問題を説明している。「この脆弱性はIEの無効なポインタ参照が原因で起こる。CSS/Styleオブジェクトが削除された後でも、特定の状況でそのオブジェクトにアクセスできる可能性がある。特別に細工された攻撃で、開放されたオブジェクトにアクセスを試みるIEが、攻撃者の提供するコードを実行する可能性がある」

 セキュリティ情報の事前通知によると、12月の月例パッチでリリースするセキュリティアップデート6件のうち、3件が「緊急」レベルだという。

 影響を受けるソフトウェアはWindows 7の他、「Windows 2000」「Windows XP」「Windows Vista」「Windows Server 2003」「Windows Server 2008」「Microsoft Office XP」「Microsoft Office 2003」などだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。原文へ

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]