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他社との違いをどう顧客に伝える?--クラウドサービスにおける重要な差別化要因5選 - (page 2)

文:James Urquhart(Special to CNET News.com) 翻訳校正:村上雅章・野崎裕子

2009-12-14 10:39

  1. オペレーションの容易さ:もちろん、シンプルに「使いやすさ」と言うこともできたかもしれないが、クラウドコンピューティングを「使う」ということは、人とシステムとのやり取り以上のことなのである。例えば、何百という数のアプリケーションを、2桁を超える数のベンダーのクラウド上に分散させている企業がある場合、そういったアプリケーションを監視、管理していくにはどうすればよいのだろうか?

     また、目を見張るようなユーザーインターフェースを採用することで、他のプロバイダーとの差別化が図れる場合もあるものの、最も大きな差別化が可能になる部分はAPIや、イベントストリームのパブリッシュ/サブスクライブ、透明性、ユーザーによる検証が可能なシステムといった「舞台裏」になるだろう。

     「オペレーションの容易さ」という側面の多くは標準化されるのだろうか?もちろんだ。こういった課題の多くに取り組んでいる例としてOpen Cloud Computing Interface(OCCI)を挙げることができる。とは言うものの、差別化はエクステンションや、機能の品質、そしてもちろん、顧客インターフェースを通じても可能であることに変わりはない。

  2. 設定可能性:クラウドコンピューティング環境とは本質的にインフラであり、かつその上に構築される数多くのアプリケーションアーキテクチャを左右するソフトウェアアーキテクチャフレームワークであるということは、今日においてもよく知られていることだろう。例えばAmazon Web Services Elastic Compute Cloud(EC2)では、広い範囲で共有される単一ネットワーク上にサーバを分散して配置することが可能となっている。また、管理トラフィックとDMZ(非武装地帯)のトラフィックを区別する必要もない(少なくともOSの観点から見た場合、明示的には必要ない)。

     その代わりアプリケーションアーキテクトは、与えられたインフラのアーキテクチャをベースにし、どのようにしてアプリケーションを開発、運用していくのかを考えなければならなくなる。こういったことを考慮して執筆された良書(洋書)もあるものの、自社のインフラシステムにどの程度の設定可能性が要求されるのかは最終的に、情報テクノロジによって解決する問題の複雑さによって変わってくる--このことは、インフラがサードパーティーのサービスとして提供される場合でも同じである。

     ここで、IaaSベンダーにとっての手軽な差別化として、ネットワークアーキテクチャや、データストレージの選択肢、サーバの選択肢といったものを挙げることができる。また、セキュリティシステムやメッセージキューイング、ストレージの階層化といった、インフラを強化するサービスも効果があるだろう。

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