NECは12月21日、総務省による「『認証基盤連携による認証基盤間の相互運用性確保』の実証」に、同社のID活用基盤ソフトウェア「NC7000-3A(エヌシー7000スリーエー)」を提供すると発表した。
この実証実験は、通信事業者やインターネットサービスプロバイダ(ISP)などが提供する各種サービスの相互接続性や、複数の認証手段による同一コンテンンツの利用などを検証するもの。民間企業や団体から構成される「認証基盤連携フォーラム」が、総務省から受託したもので、NECは同フォーラムの実証実験ワーキンググループの参加企業として、認証基盤の相互運用性に関する検討を行う。
NC7000-3Aは、複数のIDを認証連携し、事業者間のサービス連携を促進するID活用基盤ソフトウェア。複数の認証基盤連携には、共通の手順を踏まえる必要があり、その方式として、「OpenID」と「SAML」の2つの仕様がある。この製品では、両方式の最新仕様に対応しており、幅広い用途で検証を行うことが可能だとしている。