パナソニックは1月5日、新たに企業向けシステムネットワーク事業ドメインを設立、社内分社のシステムソリューションズ社(システム社)と、100%連結子会社のパナソニック コミュニケーションズ(PCC)を再編、統合してパナソニック システムネットワークス(PSN)を1月1日付けで発足させたことを発表した。
PSNは、パナソニックの100%子会社で資本金は298億4500万円。グローバルでの従業員数は1月現在で2万1900人となっている。
パナソニックでは、通信と映像の融合が進む企業向けシステム市場で、映像系に強みを持つシステム社と、通信系に強みを持つPCCを再編、統合してPSNにすることで、音声からイメージ、映像、データをIP網で統合する「統合IPネットワーク」のソリューションで、新興国を中心にしたグローバルでの事業拡大と収益力向上を目指すとしている。
PSNは、(1)監視カメラや防犯カメラで地域や企業を守る“セキュリティ”、(2)音声と映像でつなぐ“コミュニケーションネットワーク”、(3)ハンディターミナルや非接触ICカードリーダなどの“モビリティ”、(4)放送と通信の融合で映像と情報の配信ソリューションを提供する“ブロードメディア”、(5)商品群を各種社会基盤のトータルシステムとして提供する“インフラシステム”、(6)自社商品を支えるデバイスを生み出す“オプティカルデバイス”――という6つの事業体制を取る。