シマンテックは1月15日、Unix、Linux環境向けのストレージ管理ソリューション「Veritas Storage Foundation」「Veritas Cluster File System」「Veritas Cluster Server」の最新版であるVer.5.1の提供を開始したと発表した。SSD対応やシンプロビジョニングといった新機能が追加されている。
Storage Foundationは、SolarisやLinux、Unixといった異なる環境が混在するストレージデバイスに対して一括して管理機能を提供するストレージ管理ソリューション。新たにSSDと従来のストレージの混在環境でもSSDを自動で抽出し、最適化して管理できるようになった。
Cluster File Systemも同様に、OSの混在環境においても仮想化機能のシンプロビジョニングにより、ストレージ利用効率の向上を実現する。Cluster Serverは、混在環境におけるクラスタソリューションで、Cluster File SystemとともにOracle環境での可用性を改善した。アプリケーションやデータベース環境に対してより堅牢で、高い管理性、拡張性、可用性を提供するという。
また、これらの組み合わせにより、ストレージ利用効率の向上に加え、電源効率のいいストレージの利用率を上げ、電力消費の大きい旧式のストレージを利用しないといった制御が可能となる。この機能により、全体での電力消費を低減させることができ、データセンターなどでより高いCO2削減効果が得られるとしている。
参考価格は、Veritas Storage Foundationが1CPUあたり17万円(税別)より。