エーピーシー・ジャパン(APCジャパン)は2月4日、データセンターやサーバルームで用いられるネットワークスイッチを収納する「NetShelter SX 42U 750mm幅ネットワーキングラック」の発売を開始した。横方向から吸排気を行う大型スイッチにも対応するのが特徴だ。
通常、ラックマウントタイプの装置は前後方向に吸排気を行うが、大型のネットワークスイッチには横方向から吸排気する製品があり、今回のラックはそれらの機器を収容することができる。具体的な対応製品としては、シスコシステムズの「Catalyst 6500」シリーズと「MDS 9500」シリーズが挙げられている。
オプションとして提供される「サイドエアフローダクトキット」を使用すると、暖められた排気が吸気側へ還流するのを防ぐことが可能で、確実に冷気を取り込むことができる。そのほか、2Uサイズのケーブルホルダ「2U水平ケーブルマネージャ」を利用することで、大量のケーブルをラックの前後にまとめることが可能だ。
APCジャパンでは、大型ネットワークスイッチの冷却効率を上げることで、データセンターの消費電力削減に貢献できるとしている。