NTTソフトウェアは3月17日、同社が提供する企業向けメール誤送信防止ソリューションの新バージョン「CipherCraft/Mailサーバタイプ(誤送信防止版) Ver.5.2」を発表した。3月31日に販売を開始する。
CipherCraft/Mailは、企業向けのメールセキュリティソリューション。送信メールの内容を、送信時に再チェックさせることで「うっかりミス」によるメール誤送信を防ぐ機能を備え、情報漏えいリスクの低減に寄与するという。新バージョンでは、送信メール状況の可視化を含めて運用管理者向け機能が強化されており、導入にあたっての手間の軽減、メール誤送信対策の現状評価、対策ポリシーの見直しといった作業を支援するとしている。
送信メール状況の可視化機能を利用すると、運用管理者は管理画面より「どの組織で添付ファイルの利用が多いのか」「どのような頻度で送信キャンセルをしているのか」といった情報を統計的に把握できる。この情報をもとに、メール誤送信対策の効果の把握や、誤送信の危険性が高い組織の把握などを行うことで、リスクを早期に発見し、より効果的な対策を実施できるという。
また、CipherCraft/Mailの新バージョンでは、従来の誤送信防止ソフトウェアと異なり、事前の利用者登録を行わなくても運用が可能になるという。これにより、多数の利用者を抱える企業やSaaS、ASP事業者などへの導入の手間を省き、運用コストが削減できるとしている。
CipherCraft/Mailサーバタイプ(誤送信防止版) の標準価格は、59万円(税別、100ユーザー)。