NTT Com、法人向けVPNサービスでFOMA回線を利用したバックアップメニューを提供

ZDNet Japan Staff

2010-04-01 18:47

 NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は4月1日、企業向けVPNサービス「Group-VPN」のバックアップメニューとして「モバイル/リモートアクセス(d)モデル」を提供すると発表した。4月2日より提供が開始される。

 Group-VPNは、NTT東日本、NTT西日本のフレッツサービスをアクセス回線として利用する法人向けVPNサービス。従来より、アクセス回線の信頼性を高めたいという顧客の要望に応えるために、バックアップメニューとして、イー・アクセスのADSLを利用した「Group-VPN Plus ADSL(e)バックアップタイプ」のほか、ISDN回線を用いた「Group-VPN Plus ISDNバックアップタイプ」の提供を行ってきた。

 今回新たに提供が開始されるモバイル/リモートアクセス(d)モデルでは、FOMA網を利用してバックアップサービスを提供する。メイン回線(フレッツ)の通信断時に自動的にバックアップ回線(ワイヤレス通信)へ切り替えて、通信を継続できるという。全国規模のエリアカバレッジにより、従来のADSL(e)バックアップタイプを提供できなかったエリアで、受信時最大7.2Mbpsでのバックアップ回線を利用できるようになる。

 バックアップ回線は敷設不要であるほか、バックアップ機能設定済みのルータをレンタル提供するため、手軽に導入でき、運用の手間も軽減できるとする。支社や事業所などのネットワークにおける信頼性を高めたい企業ユーザー向けのサービスと位置づけている。

 モバイル/リモートアクセス(d)モデルの利用料金は、初期費用(工事費)が8万2950円(Group-VPNを新規で申し込む場合は別途4200円が必要)。月額料金は1万5330円。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    ISMSとPマークは何が違うのか--第三者認証取得を目指す企業が最初に理解すべきこと

  2. ビジネスアプリケーション

    生成 AI 「Gemini」活用メリット、職種別・役職別のプロンプトも一挙に紹介

  3. セキュリティ

    マンガでわかる脆弱性“診断”と脆弱性“管理”の違い--セキュリティ体制の強化に脆弱性管理ツールの活用

  4. セキュリティ

    マンガで解説--企業に必要な「WAF」と「FW」の違い

  5. セキュリティ

    情報セキュリティに対する懸念を解消、「ISMS認証」取得の検討から審査当日までのTo Doリスト

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]