富士ソフトは4月2日、手書き入力での単語を予測変換できる日本語入力ソフトウェア「FSKAREN for Handwriting」を4月5日から発売すると発表した。
FSKAREN for Handwritingは、タブレットPCなどのタッチパネル上で手書きで入力された文字を予測変換する。ひらがな入力時の予測変換に加えて、漢字入力時にも予測候補を出力できるという。
手書き入力のほかにも、ソフトウェアキーボード入力、テンキー入力などユーザーの好みに合わせた入力方式を選択できる。入力方法を簡素化し、また選択肢を増やすことでタッチパネル上での入力環境を向上させ、誰でも簡単な操作で文字入力ができるという。
また企業などで活用される既存の業務アプリケーションと直接連携することも可能だという。店舗で使用する伝票、官公庁や企業で使用する文書、病院の電子カルテなどタッチパネルを搭載したノートPC上で手書きで入力するなど、さまざまな目的に活用できるとしている。
現在タッチパネルは、モバイル端末やポータブルゲーム機、カーナビ、銀行のATMなど多岐にわたり、さまざまな機器に搭載されている。富士ソフトは、タッチパネルに対応する機能を強化したWindows 7への移行が進む中でタッチパネル搭載のノートPCなどを中心にタッチパネル市場の拡大が加速すると見込んでいる。PCメーカー、流通や医療の分野などを中心に販売していきたいとしている。