JBCCホールディングスは4月27日、日本IBMの協力のもと、IBMの中堅企業向けビジネスインテリジェンス(BI)ソリューション「IBM Cognos Express」を活用したシステムの販売、構築、ならびに運用支援に関する体制を強化すると発表した。
IBM Cognos Expressは、IBMのBI製品群「Cognos」の中堅中小市場向けのラインアップ。BIを活用するために最低限必要な分析、レポート、予測の3つの機能を統合的に提供する。JBグループでは、1980年代より意思決定ソリューションとして、グループでソリューション開発製造を担当するJBアドバンスト・テクノロジー(JBAT)のBIツール「WebReport」を販売し、中堅企業を中心に1万1000サーバ以上の導入実績があるという。
JBCCホールディングスでは、BIビジネスを2010年度に強化するビジネスの一つと位置づけ、従来のWebReportに加え、新たにIBMの中堅中小市場向けBIソリューションであるIBM Cognos Expressの本格的な取り扱いを開始するに至ったとする。また、JBグループにBIソリューション専任チームを新設し、これらのソリューションをグループ各社のサービスと組み合わせて提供する。
一方、日本IBMは、日本ビジネスコンピューター(JBCC)をはじめとするJBCCホールディングスの事業会社に対し、IBM Cognos Expressに関するスキル育成や、同社の検証施設における同製品の環境構築および運用に関する技術支援を実施する。また、業種や業務に特化したCognosテンプレートを持つ他のパートナーとの連携を支援していくという。加えて、両社でのマーケティング活動を推進していくという。