シーティーシー・エスピー(CTCSP)は5月14日、バックアップソフトウェア「Double-Take Backup」を6月1日から販売することを発表した。
同製品は、データレプリケーションとフェイルオーバを支援する「Double-Take Availability」の技術を活かしたものだという。Double-Take Availabilityのフェイルオーバ機能を除くことで低コスト化を実現したとしている。
Double-Take Backupは、LANやWANを経由してシステム領域を含む全データをバックアップする「リアルタイムバックアップ」機能、設定ポリシーにしたがって自動保全する「アーカイブ」機能が標準搭載されているという。次期版では、任意の時点のデータに戻って短時間でビジネス再開ができる「継続的データ保護(CDP)」機能が搭載される予定となっている。また、将来的にはディスクの使用率を効率化する「重複除外(デデュープ)」機能などの搭載が予定されているという。
これにより、WAN経由のN対1の集中バックバックアップによるコスト削減と運用業務の集約が可能になるとしている。また、データだけでなくOSやアプリケーションも24時間365日自動的にリアルタイムでバックアップできるため、サーバを停止させることなく、従来の定期的なバックアップ業務から一気に解放されるという。
税別価格は、バックアップ元のエージェントサーバ1台に対して1ライセンス20万円から、バックアップ先のリポジトリサーバ1台に対して1ライセンス30万円からとなる。