ソニックウォールは6月9日、メールセキュリティアプライアンス「SonicWALL Email Security」の新製品とそのソフトウェアアプライアンスとなる「SonicWALL Email Security Virtual Appliance Suite」を発表した。前者は今夏以降に出荷開始予定、後者は同日から利用が可能となっている。
SonicWALL Email Securityは、迷惑メール(スパム)、ウイルス、フィッシング攻撃、情報漏洩やコンプライアンス違反から企業を保護するアプライアンス製品。微調整が可能な柔軟性と、システムに負荷をかけないシグネチャ更新により、最新の脅威に対応するという。今回は、大企業企業向けの「SonicWALL E-Class Email Security Appliance 8300」と中堅中小規模向けの「SonicWALL Email Security Appliance 4300」「同3300」をラインアップに追加した。
大規模企業向けのE-Class Email Security Appliance 8300は、送受信されるメールをスキャンし脅威に対処する。また、機密データの漏洩を防止することで規制遵守をサポートできるとしている。中堅中小規模向けのEmail Security Appliance 4300/3300は、効果的にスパム対策を行うとともに低価格化を実現している。
またEmail Security Virtual Appliance Suiteは仮想アプライアンスとなっており、幅広い企業規模に対応する。事前に障害が発生することを想定し、被害を最小限にとどめるためのフェイルセーフ設計により耐障害性を高めている。容易な運用、管理の簡素化、リソースの統一、セキュリティ強化、パフォーマンスの最適化、総所有コスト(TCO)の削減を実現するとしている。