ソニックウォール、スループットが従来比2.5倍の統合脅威管理製品を発表

小山安博

2010-01-20 13:21

 ソニックウォールは1月20日、ホームオフィスや小規模ネットワーク向けの統合脅威管理(UTM)アプライアンス「SonicWALL TotalSecure TZ 100シリーズ」を発表した。従来製品と比べ、スループットが2.5倍向上しているという。

 新製品は、既存の「TotalSecure TZ 180(10ノード)」の後継機種にあたり、サポート可能なノード数が無制限となったほか、OSも「SonicOS Standard」から「SonicOS Enhanced」へアップグレードされた。

 ファイアウォール、IPsec/SSL VPN、ゲートウェイウイルス対策、IPS、コンテンツフィルタリングなどのセキュリティ対策を提供する。セキュリティ管理者がいない環境でも、容易に導入できる点がメリットという。

 シリーズとしては「TZ 100」に加え、無線LAN(IEEE802.11b/g/n)に対応した「TZ 100 Wireless」の2製品が用意され、いずれもイーサネットポート×5を備える。同社が特許を持つ「ディープパケットインスペクションエンジン」を搭載し、大規模向け製品と同じスパム対策技術「Comprehensive Anti-Spam Service(CASS)」、アプリケーション識別、帯域管理などの機能も備える。最大コネクション数は6000。ステートフルファイアウオールは100Mbps。VPNは75Mbpsで、全機能を使う場合は25Mbpsのスループットとなる。

 SoncWALL TotalSecure TZ 100の発売日は1月20日で、価格は11万4000円。同Wirelessは今春以降発売予定で、発売後3カ月間のキャンペーン価格が11万4000円となる。価格はいずれも税別で、初年度分のメーカーサポート、ウイルス対策などでのサブスクリプションライセンスが含まれる。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    生成 AI を活用した革新的な事例 62 選 課題と解決方法を一挙紹介

  2. セキュリティ

    新入社員に教えるべき情報セキュリティの基礎知識--企業全体を守るための基本ルールを徹底解説

  3. セキュリティ

    KADOKAWAらの事例に学ぶ、2024年サイバー攻撃の傾向と対策

  4. セキュリティ

    【マンガで解説】なぜ中小企業でも最新のセキュリティ対策を強化しなければいけないのか?

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す、通信業界の「生成 AI 活用」インパクト--成果を達成する 4 つのユースケース

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]