NEC、最新Xeon搭載で大容量メモリに対応した仮想化システム向けHDDレスブレード発売

ZDNet Japan Staff

2010-07-14 14:50

 NECは7月14日、ブレードシステム「SIGMABLADE(シグマブレード)」の新製品として、仮想化システム向けの高性能HDDレスブレード「Express5800/B120b-h」を発売した。

 HDDレスブレードとは、HDDを搭載しないブレードサーバであり、高速ストレージと組み合わせてシステムを構成する。OSやアプリケーションの起動を外部の高速ストレージから行うことで、CPUやメモリの性能を最大限に発揮でき、大規模で信頼性の高い仮想化システムの構築に最適としている。

 新製品では、インテル Xeonプロセッサー5600番台を最大で2個搭載。上位構成の場合、現行のHDDレスブレード(Express5800/B120a-d)と比べて約50%の性能向上を実現しているという。また、メモリスロットを従来の12DIMMから18DIMM(最大192Gバイト)に拡張したほか、10ギガビットイーサ対応のLANポートを標準で2ポート装備しているため、仮想化でボトルネックとなるI/O性能を向上しているとする。また、SAN環境のストレージに接続可能なファイバーチャネルボード(オプション)では、従来の4Gbpsに加え、8Gbpsにも対応している。

 Express5800/B120b-hの税別価格は44万8000円より。出荷は7月30日より開始の予定。

 NECでは同日、小・中規模向けブレード収納ユニット「SIGMABLADE-M」向けの高効率電源ユニットの新製品も発売している。NECの独自開発により、AC/DC変換効率で92%以上を実現しているという。税別価格は、200V電源が8万8000円より(7月30日出荷開始)。100V電源が6万円より(8月31日出荷開始)。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. ビジネスアプリケーション

    ITR調査結果から導くDX浸透・定着化-“9割の国内企業がDX推進中も成果が出ているのはごく一部”

  2. セキュリティ

    最新調査が示すセキュリティ対策の「盲点」とは?|ゼロトラスト、生成AI、サプライチェーンリスクの実態

  3. セキュリティ

    セキュアな業務環境を実現する新標準「Chrome Enterprise Premium」活用ガイド

  4. セキュリティ

    失敗しない「脱PPAP」とは?主要ソリューション5つを徹底比較してわかった勘所

  5. ビジネスアプリケーション

    調査結果が示す「生成 AI 」活用によるソフトウェア開発の現状、ツール選定のポイントも解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]