日立システムアンドサービス(日立システム)は、ネットワークへの不正接続を防止するソフトウェアの最新版「オープンネット・ガード Ver4.1」を7月15日に発売する。
オープンネット・ガードは、許可されていない不正な端末の接続をMACアドレスで検知し、遮断できるソフトウェアとして2003年から提供されている。これまで、不正な端末からサーバへのアクセスを遮断するためには、ジュニパーネットワークスの「SSGシリーズ」や認証スイッチを利用してきたという。
今回販売を開始する最新版では、遮断に対応した新たなアプライアンス製品として、日本シー・エー・ディー(日本CAD)が開発した「IntraGuardian2」との連携機能を追加した。従来、認証スイッチなどでは不正な機器をネットワークから遮断していたが、オープンネット・ガードの最新版とIntraGuardian2を利用することで、ネットワークに接続することなく、各セグメントで不正な機器に対して妨害パケットを送出し、遮断することが可能になるという。
オープンネット・ガード Ver4.1エンタープライズ版の価格は、124万円から。IntraGuardian2は、1台5万9800円からの提供となる。日立システムでは新バージョンについて、今後3年間で300セットの販売を目標とする。