富士通は8月26日、企業内のITリソースを仮想化し、プライベートクラウドとして自動配備や管理を行うソフトウェア「クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア V1」を発表した。同日より販売開始する。
クラウド インフラ マネージメント ソフトウェア V1は、富士通の統合運用管理ソフト「Systemwalker」と「ServerView」の技術を採用している。同ソフトを利用することで、ITリソースを組み合わせた仮想プラットフォームが構築でき、利用者の要求に応じた自動配備ができるようになる。また、リソースの使用状況の見える化も可能だ。
クラウド インフラ マネージメント ソフトウェアは、サーバ、ストレージ、ネットワークなどのリソースを集約して管理する。運用者は、これらのリソースを組み合わせた仮想プラットフォームをテンプレートとして定義できる。また、仮想プラットフォームの利用申請は利用者向けサービスとしてカタログ化されており、ウェブ画面上に一覧表示される。利用者はカタログから選ぶだけで、仮想プラットフォームをオンデマンドで利用できる。
同ソフトは、管理対象サーバ単位でライセンスが提供され、1サーバから購入が可能だ。販売価格は23万円(税別)で、9月3日より出荷される。