富士通、省スペース性に優れた中小規模向けブレードサーバ「PRIMERGY BX400」を発売

ZDNet Japan Staff

2010-11-24 15:11

 富士通は11月24日、中小規模システム向けブレードサーバシャーシ「PRIMERGY BX400」の販売を開始した。12月下旬に出荷を開始する。

 PRIMERGY BX400は、高さ6U(266.7mm)に同社の大規模システム向けブレードサーバ「PRIMERGY BX900」と同一のブレードを最大8台搭載できるブレードサーバシャーシ。フロアスタンドキットの採用により、サーバラックがなくても設置ができる点が特長だ。フロアスタンドキット利用時は、タワー型サーバ約1.4台分(同社従来製品比)のスペースに最大で8サーバを設置できる。ラック型サーバによる同等構成と比較して約60%のスペース削減が可能という。

PRIMERGY BX400 フロアスタンドキットを採用したPRIMERGY BX400

 最適化された電源およびファンユニットの制御により、省エネルギー性能にも優れる。サーバブレード8台構成時の消費電力は1710Wで、同等性能のラック型サーバで構成されたシステムの消費電力(2436W)より、大幅に電力を削減できるという。同社試算によれば、これは電気代換算で年間8万7574円のコスト削減、CO2排出量2824kgの削減に相当するという。また、低騒音モード(Low Noise Mode)を使用することにより、サーバブレード8台構成でも約45dBの静音で稼働し、オフィスフロアへの設置も可能としている。

 PRIMERGY BX400では、BX900の基本機能に加え、新たにシャーシ内のサーバブレードで共用できるDVDドライブ、USBポートを装備する。標準添付の「ServerView Installation Manager」の新機能(2010年度第4四半期提供予定)により、同一シャーシ内の複数サーバブレードに同時にインストールが可能という。また、同社のサーバ自動化、可視化ソフトウェアである「ServerView Resource Coordinator VE」を活用することで、サーバ複数台に対して予備サーバ1台の可用性システムを構築することもできるという。

 PRIMERGY BX400の税別価格は34万円。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]