ミラクル・リナックス、Linuxでクラスタ環境を構築できるソフトウェアの新版

ZDNet Japan Staff

2010-11-29 19:45

 ミラクル・リナックスは11月29日、「MIRACLE CLUSTERPRO X 3.0」を発売した。

 MIRACLE CLUSTERPROは、NEC製のクラスタソフトウェア「CLUSTERPRO X」のライセンスと、ミラクル・リナックスが提供する「Asianux Server(MIRACLE LINUX)」のライセンスをバンドルしたもの。最新版となるMIRACLE CLUSTERPRO X 3.0は、「CLUSTERPRO X 3.0」2CPU分、仮想マシン上で利用する場合は2ノード分のライセンスと、「Asianux Server 3==MIRACLE LINUX V5 SP3」の2ノード分ライセンスが含まれる。個別にOSを用意する必要がないため、低コストで高信頼のクラスタ環境を短期間で構築できるとしている。

 新機能としては、仮想化機能が強化され、仮想マシン上で利用する場合はCPU数に制限なく利用できる仮想ノードライセンスが追加された。また、仮想マシンの無停止フェールオーバーなど、仮想環境に特化した可用性向上機能が追加されている。また、初期構築時や障害復旧時に必要となるクラスタ間でのミラー同期の高速化、ダイナミックフェールオーバー機能や管理用インターフェースの改善などが行われている。

 合わせて、「Add-on Alert Service オプションパック」が利用可能になった。このオプションを追加することで、障害検知時のメール通報や、任意のコマンドを発行して管理者に通知することが可能になる。

 MIRACLE CLUSTERPRO X 3.0の価格は、63万円より。サポート料が年間37万8000円より。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. クラウドコンピューティング

    標準化されたOS「Linux」で実現するIT環境の効率化、検討すべき9つの事項とは

  2. クラウドコンピューティング

    CentOS Linuxアップデート終了の衝撃、最も有力な移行先として注目されるRHELの今

  3. クラウドコンピューティング

    調査結果が示す「Kubernetes」セキュリティの現状、自社の対策強化を実現するには?

  4. OS

    Windows 11移行の不安を“マンガ”でわかりやすく解消!情シスと現場の疑問に応える実践ガイド

  5. 運用管理

    AWSに移行することのメリットと複雑さ--監視ソリューションの導入から活用までを徹底解説

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]