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米Salesforce.comは12月7日(米国時間)、同社主催の年次イベント「Dreamforce '10」にて、データベースをクラウド化した「Database.com」を発表した。
Database.comは、これまで同社がSalesforce.comのクラウドサービスで活用していたデータベースを単独で提供するもの。米Salesforce.com テクノロジ担当エグゼクティブバイスプレジデントのSteve Fisher氏は「長年にわたってSalesforceが作り上げた信頼性と安全性を確保している」と語る。同氏は、「データベースはこれまでのあり方では通用しない。今やアプリケーションはさまざまなデバイスやプラットフォーム上で利用されており、アプリケーションごとにデータベースを作り替えるわけにはいかないからだ。これからはマルチ環境に対応するデータベースが必要で、それがDatabase.comとなる」と説明、Database.comを「次世代のデータベースだ」とした。
Database.comは、Java、C#、Ruby、PHPなどさまざまな言語で開発されたアプリケーションをサポートし、Force.comはもちろん、VMforce、Amazon EC2、Google AppEngine、さらにはMicrosoft Azureなどのさまざまなプラットフォーム上で動作するアプリケーションからアクセスできるという。
「われわれがChatterのようなソーシャルアプリをすぐに開発できたのも、それをモバイル対応にするための開発期間が短かったのも、すべてクラウドデータベースを活用したためだ」とFisher氏。Database.comを活用することで、開発者はデータベースやハードウェアのメンテナンスを行う必要がなくなり、アプリケーションの開発そのものに集中できるとしている。
Database.comのリリースは2011年となる。ユーザーが3人までで、10万レコード以内、月間トランザクションが5万件までの場合、利用料は無料。エンタープライズ向けのサービスは1人あたり月額10ドルとなる予定だ。
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