ソリトン、ネットワーク認証アプライアンス「Net'Attest EPS」新版提供

田中好伸(編集部)

2011-01-18 18:33

 ソリトンシステムズは1月18日、ネットワーク認証アプライアンスの新版「Net'Attest EPS V4.2」を1月24日から販売することを発表した。新機能として「ワンタイムパスワード認証」や「電子証明書オンライン発行」を搭載している。

 Net'Attest EPSは、PCのネットワーク接続時に認証LANスイッチや無線アクセスポイント、VPN機器と連携して、ユーザーや端末が正規のものかどうかを判断する認証サーバ。ユーザーIDとパスワードでの認証に加えて、電子証明書の発行や管理する機能を搭載して、高度なネットワーク認証にも対応している。最新版のV4.2では、iPadやiPhone、Android端末をネットワークに接続する際のセキュリティ上の懸念に対応するため、ワンタイムパスワード認証や電子証明書認証にも対応している。

 V4.2にはワンタイムパスワードの認証エンジンをファームウェアとして搭載している。ライセンスと認証トークンの購入でワンタイムパスワードを利用できる。認証トークンはVASCO Data Security International製のハードウェアトークン、ソフトウェアトークンを採用。WindowsのほかにiPhoneやiPadにも対応している。

 電子証明書オンライン発行機能では、ユーザー自身による電子証明書の要求、取得ができる。ウェブブラウザからアクセスして電子証明書の発行を申請し、管理者が承認すれば、証明が自動発行される。電子証明書の発行申請、発行、失効、有効期限切れなどのイベントはメールで管理者やユーザーに通知される。これらの機能で、電子証明書の運用がユーザー主体となって、管理負荷を大幅に抑えられるとしている。クライアント用オプションソフトウェアで電子証明書の更新要求、取得を自動化した運用もできるという。

 大規模モデルと小規模モデルはオープン価格、中規模モデルは89万円から。ワンタイムパスワード認証と電子証明書オンライン発行はオプション。ワンタイムパスワード認証のサーバライセンスは10ライセンスから購入可能で、1ライセンス1万円。ハードウェアトークンは8000円、ソフトウェアトークンは5000円。電子証明書オンライン発行のサーバライセンスは大規模モデルが200万円、中規模モデルが100万円となっている。

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