NTTコムウェアは1月20日、エンタープライズクラウド「SmartCloud」のラインナップとして、クラウド型の高機能メールサービス「スマートクラウド メール」を同日より販売開始することを発表した。サービスの提供開始は4月からとなる。
スマートクラウド メールは、従来のメールクライアントが実現する操作性と機能性を踏襲し、大容量かつセキュリティを確保したクラウド型のメールサービスで、ウイルス対策、迷惑メール対策などの標準機能に加え、メール監査やメールアーカイブなどビジネス利用に不可欠な機能を提供するという。
セキュリティポリシーについては、添付ファイルの受信設定など、ユーザーの組織もしくは利用者ごとのセキュリティポリシーが設定できる。また、耐災性、セキュリティに優れた国内データセンターで、稼動率99.95%にて24時間365日サービスを提供。イントラネットからの閉域網経由のアクセスにも対応しするなどして、情報漏洩リスクおよび他トラフィックによる影響を最小限に抑えている。
さらに、企業のグローバル化に伴い、多言語およびマルチデバイスにも対応しており、外出先のスマートフォンやタブレットから、いつでもどこでもメールにアクセスできる。すでに提供中の「スマートクラウド デスクトップ」との連携により、セキュリティおよびガバナンスの強化に有効なシンクライアント環境とともに、新たなワークスタイルを実現するとしている。
メールの容量は、1アカウントあたり最大10Gバイトまで。メールクライアントと同様のドラッグ&ドロップや右クリックなど直感的な操作性に加え、メールの整理にはフォルダの階層管理や添付ファイルを含めた検索機能も備わっている。また、メンテナンス機能としては、システム管理者が必要とするアカウントの追加や変更、メール送受信ログ監査、セキュリティポリシー設定などをユーザー自身がポータルサイトからリアルタイムに実施することができる。
スマートクラウド メールの提供価格は、100アカウント以上、メールボックス容量100Mバイトの場合、1アカウントあたり月額450円(税別)からとなる。なお、提供価格は利用アカウント数やメールボックス容量などの提供条件により異なり、別途初期費用や基本費用などが必要となる。
NTTコムウェアでは、今後ユーザーの要望にワンストップで対応するため、グループウェアなどのアプリケーションサービスの追加や、提供中のサービスの機能や価格におけるバリエーションを拡充する予定だという。